今更ながら「今でしょ!」を語るその2
では、今更ながら「今でしょ!」を語る、その2です。
前回の話をもう一度見たいならばこちらから。
ホントにね~、
今更って気もしないでもないですが、^^;
今、語らずしていつ語るの?
って話ってことでもう少しお付き合いください。
では、いきます。
「今でしょ!」
「今でしょ!」
「今でしょ!」
闇雲に3連発してみましたが
これ読んでどう思うでしょうか?
「・・・だから何なのさ?」って思いません?
肯定的に受け取ってくださったとしても
「う~ん、そうだね。」くらいにしか思わないハズなのです。
「あっ、今でしょ!出たか」みたいな程度ですよね。
むしろ
「いつ買うの?今でしょ!」
って暑苦しく言われれば言われるほど、
やめとうこうかなってなりますね。
「今でしょ!」って何が面白いのでしょうか?
ここをもう少し考えてみたいと思います。
朝の情報番組で「スッキリ」という番組があります。
杉野アナとドンウォーリー?・ド~ン小西さんが
好きなので時々私は見ているのですが、そこで
司会の加藤浩次さんが
的確な指摘をしておられました。
「やっぱ〇〇だよね~」と。
この〇〇とは、
これです。
林先生の顔!
この少し,おちょくってそうな顔を
トヨタのCMで連発するもんだから
視聴者の印象に強く残った。
逆に言うと
「今でしょ!」というセリフそのものは大して面白くない。
林先生のあの顔と合わせることで
面白みが出ているんだと考えますね。
現にバラエティー番組で
林先生が「今でしょ!」をやったところで
たいして盛り上がっていませんよね。
「おお~出た」ってぐらいで。
共演者みんな言わせようとしてるし^^
「今でしょ!」は使いやすいのだけれど、
林先生のキャラクターやその雰囲気という
他の要素があるから面白いのであって、
別の人が、ただ文字だけで使っても
たいして面白くなかったりします。
私もリアルの仕事でたまに使いますが、
あんな顔してやっています。(爆)
情報発信者は自分の中に
伝えたいすべての情報が入っているので、
あたかも受け取り手が
それをわかってくれるかのような錯覚があります。
ですが受け取り手、つまり読者さんが
自分(情報発信者)と同じように感じてくれるとは限りません。
「今でしょ!」しにても知らない人もいるわけです。
文字で書いたらそんなに面白くないことや
これで果たして読者さんが楽しんでくれるか考えて発信しないと、
自分では良いものを書いたつもりでも
まったく伝わらなかったりします。
情報発信者と読者さんとの
「感覚の違い」に敏感になることが、
伝わる文章を書く秘訣の一つです。
違いのわかる男、違いのわかるレディになることが
より多くを伝えられる情報発信者となれるわけです。
ただ流行っているから使ってみよう。
な~んてチン〇な発想ばかりしていては
いつまで経っても反応のある記事は書けません。
もう一段レベルを深めて考える必要があります。
「今でしょ!」は文字だけではあまり面白くない。
本当に小さなことですが
こんな小さなことに気づくか気づかないかが、
文章を書く上での生命線なのです。
そこに
いつ気づくの?
いつ気づくの?
いつ気づくの?(←しつこ~い)
結局使っているという(笑)
つづく。
[…] ・今更ながら「今でしょ!」を語る その2 […]